Morphus

UIUXDesign advise
2017/10~2019/06

Morphusは人々に良い出会いを提供するサービスです。特徴としてロケーションの表示、イベントの発見、AIによる人のマッチングが有ります。UIUXサービスデザインのアドバイスを2017年10月から開始しました。
Morphusの課題として開発スピードに比例し機能が増えてしまい、複雑になったユーザー体験を設計し直すことが必要でした。

Product Owner
Morphus

https://morphus.ai/

サービス改善へのアプローチ
そこで、サービスで何を一番やりたいのか、どこでマネタイズに繋げるのかをFounderと共に整理しました。Morphusは人に良い出会いを提供するサービスという軸を明確にし、マッチング機能をサービスの柱とし、
1.イベントの会場やコアワーキングスペース、会社という場にコミュニティを提供するというB向けのマネタイズ
2.イベント主としての集客を兼ねてC向けのマネタイズ
を展開したいという意向を引き出しました。

フローへのアプローチ
ユーザー体験の核が、自分と共通点を持つ人と知り合うことと規定した後。今までのユーザーの体験の導線の何が問題か明確にし、サービスの価値が出せる導線を検討することにしました。
フロー図で可視化して見たところTOPから出来る事が多岐に渡りすぎて、選ぶものが多く混乱する事。良い人と知り合うための行動のステップが構築されて居ない事。同じような情報が表示され行動を促すページが階層を変え存在していることに気がつきました。
TOPの複雑な機能を明確にし、何をするサービスか一目で分かることの大切さをMorphusの組織に提案し、自分達で改善できるようにします。

デザインシステムへのアプローチ
最後にデザインルールの整理の為に現状の把握を行います。追加改善を重ねた結果、機能と認知のパターン共に時期によりズレが生じていました。
今後チームでデザインシステムを考慮して行くためにも、以下のワークショップを行いました。
アプリで使用しているパーツを切り抜き、シートの上の機能で分類し観察します。
機能パターンのズレ、同じアクションなのに違う形状のUI
認知パターンのズレ、YESという肯定の意味を持つ言葉なのに違うカラー表現
何が混乱を招くのかこれらを説明していきます。 ユーザーがUIによって混乱する原因をパズルのように自分たちで分類することによって、 機能パターンと認知パターンの確認。今後どのように改善して行くのが良いのか、デザインルールの原則が分かるようになり、自然改善箇所が見えてきます。

まとめ
デザインシステムを全て決めてしまうという方法もあったのですが、Morphusの組織間でデザインについての認知を高め、自分達でできることを増やす為に、現状の課題の把握を最優先にしアドバイスしました。結果以前よりMorphusの組織内でサービスに即したデザインの決定ができるようになりました。